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  • 「卒業式」オフィシャルレポート

    2016年4月2日から上映開始した「たまゆら~卒業写真~ 第4部 朝-あした-」で、沢渡楓、塙かおる、岡崎のりえ、桜田麻音の4人がそれぞれの夢を抱いて、竹原南高校を卒業し、大団円を迎えた『たまゆら』。4月24日(日)には、2010年11月のOVA発売から続いてきた約6年の歴史を締めくくる最後のイベント、「卒業式~TAMAYURA Last Event~」が広島県立竹原高校の体育館で開催されました。

    卒業式の前には、竹原での「たまゆら」イベントの定番の会場である照蓮寺で「卒業トークイベント」が、第1部、第2部と2度開催。沢渡楓役の竹達彩奈さん、塙かおる役の阿澄佳奈さん、岡崎のりえ役の井口裕香さん、桜田麻音役の儀武ゆう子さん、佐藤順一監督が作品や竹原に関する思い出を振り返りました。さらに、イベント中盤からはサプライズゲストも登場。第1部では堂郷和太郎役の間島淳司さん、三谷かなえ役の茅野愛衣さん、第2部では三次ちひろ役の寿美菜子さん、ともちゃん役の東山奈央さんも加わり、どちらの回も大いに盛り上がりました。

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    照蓮寺を後にしたメインキャストの4人と茅野さんは、「卒業トークイベント」と「卒業式~TAMAYURA Last Event~」のライブビューイングが行なわれている竹原市民館ホールへ。竹原高校体育館からの映像が上映されるのを待っていたファンは、突然のキャスト登場に驚愕。大歓声を上げます。
    ここでは、竹原南高校OGのかなえ先輩役である茅野さんから、卒業式の主役であるメインキャストの4人に、卒業式には欠かせない胸の花飾り(コサージュ)が手渡されました。

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    ファンの拍手に見送られながらライブビューイング会場を後にした5人は、卒業式の会場である竹原高校の体育館に移動します。その頃すでに会場には、1000人以上のファンと竹原高校の在校生が着席し、卒業式の開会を待っていました。

    そして、ついに「たまゆら」シリーズ最後のイベント「卒業式」が開会。大きな拍手の中、卒業生である竹達さん、阿澄さん、井口さん、儀武さんが体育館後部の入口から入場し、中央のレッドカーペットを歩いて最前列の席に着きました。 その後も、司会の間島さんによる「開式の辞」、この日のために作られたオリジナルの校歌斉唱と実際の卒業式と同様に、式が進行していきます。

    この日、「たまゆら」を卒業することになる4人に卒業証書を手渡すのは、スーツ姿でまさに本物の校長先生といった装いの佐藤監督。「たまゆら~卒業写真~ 第4部 朝-あした-」の作中と同じく、岡崎のりえ役の井口さん、桜田麻音役の儀武さん、沢渡楓役の竹達さん、塙かおる役の阿澄さんの順番で壇上に立ち、佐藤監督から「『たまゆら』の全課程を修了したことを証します」という言葉とともに卒業証書を受け取ります。

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    ここまで粛々と進行していた卒業式でしたが、最後に卒業証書を受け取った阿澄さんが、うっかり証書を落としてしまうアクシデントが。すぐに拾った阿澄さんが席に戻ると、儀武さんと井口さんは、「一人だけ面白いことをしてずるい!」と言わんばかりの表情と仕草で阿澄さんにツッコミを入れていました。

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    続いては、4人の卒業を見守る10人の来賓を代表して、あいふる316竹原駅前商店街振興組合理事長の今市恵誉さんがユーモアあふれる祝辞で会場を沸かせた後は、特別来賓として共演者の4人を見守る茅野さん、東山さん、寿さんが感動的な祝辞を述べました。

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    ライブパートでは、「たまゆら」シリーズの音楽を担当した中島ノブユキさんがピアノで「OVAたまゆら」のメインテーマなどを演奏。「たまゆら」の世界観のままの温かくて優しい音色に誰もが聴き入り、時折、すすり泣くさまが見て取れました。

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    中島ノブユキさんの演奏終了後、「たまゆら」シリーズのエンディングを担当した中島愛さんがサプライズで登場。中島ノブユキさんのピアノ伴奏とともに、「たまゆら~hitotose~」のエンディング「神様のいたずら」など3曲を歌いました。

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    さらに、中島愛さんが降壇した後には、シリーズの主題歌を担当した坂本真綾さんが登場し、中島ノブユキさんの伴奏で、美しい歌声を披露。3曲目に「卒業写真 第4部 朝-あした-」のエンディング「卒業写真」を歌い、ライブパートを締めくくりました。

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    最後に、卒業式に参加していた竹原高校在校生の代表から、卒業生4人への花束贈呈が行なわれ、卒業証書授与式は終了しました。

    再び、司会の間島さんが登壇すると、卒業生4人によるフリートークコーナーに。来賓による挨拶やライブパートへの感想や感謝などを、いつもの「たまゆら」イベントのように笑いまじえつつ語り合いました。 そして、佐藤監督、特別来賓の3人、アーティストの3人も登壇。卒業生4人を含めた全員でのクロストークの後、「たまゆら」最後のイベントを締めくくるべく、順番にメッセージを語っていきました。そのすべてが温かい「たまゆら」愛に満ちた内容だったため、一部抜粋の形になりますが全員のメッセージを紹介します。


    ●中島ノブユキさん
    「この作品に携わらせて頂いたことへの感謝の気持ちは、先ほどの演奏に込めたつもりなので、ここで言葉として語ることは上手くできないんですけど……。個人的には『たまゆら』に携わることで初めての経験がありました。たしか、お寺(照蓮寺)でのイベントだったのですが、『ノブユキさ~ん』というコールをしてもらって感動したんです。今日もあるかなと思ったら無かったので、ちょっと残念だったのですが……。(会場から『ノブユキさーん』という声がかかり)これで、もう思い残すことはありません(笑)」


    ●中島愛さん
    「本日は本当におめでとうございます。そして、ありがとうございました。『たまゆら』に出会えたことで、私の世界が大きく広がって、大切なものがたくさんできました。竹原で、また皆さんとこうして会えると思っていて良いんですよね?(会場から大きな拍手)この竹原という場所で、また皆さんと笑顔で会えること、そして願わくば、大人になった楓ちゃんたちを見られると信じて。みなさんには『さよなら』ではなく、『またね』と伝えたいと思います。
    本当にありがとうございました。また、竹原で会いましょう!」


    ●坂本真綾さん
    「最終章の試写会の後、『たまゆら』という作品に参加させて頂けて本当によかったなとしみじみ思いました。アニメーションって、例えば、ずっと高校3年生で時を止めることも不可能ではないのに、彼女たちを卒業させて、きちんと物語を終わらせることができたのは、すごくハッピーなことだと思います。長年やってきた作品を終わらせるのは、始める事よりも何倍も難しいことなので、制作者の皆さんは本当に悩まれたと思うのですが、とっても素晴らしいラストでした。このラストを見届けさせてくれて、本当にありがとうという気持ちになりました。もちろん、いつかまた会えるように、そう願いたいと思っていますけれど、とりあえず今日は節目ということで。皆さんと一緒にこの瞬間を味わえたことを嬉しく思います。
    ありがとうございました」


    ●東山奈央さん
    「皆さん、今日はご卒業おめでとうございます。そして、ありがとうございました。普段は元気なともちゃんの虎の威を借りて楽しくお話させて頂いているのですが、今日のスピーチは……(笑)。すごく緊張して、どんどん声が小さくなってしまったのですが、お伝えしたいことは全部伝えられたかなと思います。今日の式では、メインキャストの皆さん、ここにいらっしゃるファンの方、そして、きっとライブビューイングの向こう側にいらっしゃる方も、みんな涙を流していたと思います。ずっと見ていて、なんて心が澄んでいて素敵な方ばかりなんだろうと思いました。そして、この素敵な作品でみんなの気持ちが繋がっていることがすごく伝わってきました。私自身もアニメファンなので、自分の大好きな作品の最終回は、楽しみだけど、観たら本当に終わってしまうし……と複雑な気持ちになります。でも、『たまゆら』の最終回は、アフレコのときから、これ以上に素敵なラストはあるだろうか? 早く皆さんに観て欲しいし、語り合いたい。そして、卒業式で皆さんと同じ時間を過ごしたいと思っていました。今日、その夢がかないました。これからみんなで新しいステージに向かっていきましょう!
     本当に今日はありがとうございました!」

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    ●寿美菜子さん
    「本当に卒業おめでとうございます。緊張した~(笑)。私自身、こうして竹原に来るのは今日が初めてで。ついに来ることができ、みんなの卒業を見守ることができて本当に良かったです。ここまで来る途中も『あ、ここアニメに描かれてた場所だ』と思うところがいっぱいあって。また、ぜひ来たいなって思いました。そのときには竹原の皆さんに、『おかえりなさい』って迎えてもらえたら嬉しいです。そのくらい、とても温かい町だなと思いました。『たまゆら』は一旦終わってしまうけれども、作品としてたくさんのものを残してきたので、またふうにょん(楓の愛称)たちに会いたいなと思ったときには、『ただいま』という思いで、ぜひまた作品をいっぱい観て、竹原にも遊びに来てもらえたら嬉しいなと思いました。
    今日は『たまゆら』の愛を竹原でいっぱい感じることができて本当に幸せです。ありがとうございました」

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    ●茅野愛衣さん
    「今日はご卒業おめでとうございます。皆さんも竹原まで足を運んで下さって、ありがとうございます。挨拶のときに足がガクガク震えて、3年前の進級イベントのことを思い出しました。あのときはサプライズで登場して、三谷かなえ役として、これからよろしくお願いしますという挨拶の場でもあったので、とても緊張していました。中島さんの演奏と、愛ちゃんと真綾さんの歌を聴きながら、私が参加した『もあぐれっしぶ』からの3年間を思い出していました。泣かないように頑張ろうと思ったんですけど、いろいろなことを思い出すと、どうしても涙が出てしまうんですよね。こうして皆さんと一緒に卒業をお祝いすることができて、本当に嬉しく思っています。
    皆さんも『たまゆら』から温かい心をいっぱいいっぱい受け取られたと思うので、その気持ちをずっと忘れずに、これからも『たまゆら』を大好きで居続けてもらえたら嬉しいなと思います。本日は本当にありがとうございました」

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    ●間島淳司さん
    「初めて堂郷先生という役に出会ったとき、体育の先生で、非常に空気が読めず、デューク更家みたいな歩き方をするキャラクターだったので、どんな人だろうと思ったんですけど。すぐに生徒のことをすごく思っていって、温かい心の持ち主なんだと分かり、すごく良いなと思いました。作品の中の卒業式で堂郷先生は、すごく泣きながら生徒の名前を呼んでいて、僕もそのようなお芝居をしたんですね。それで、堂郷先生とどれくらい気持ちを重ねられたのか確認したいと思って、頂いていた第4部のサンプルを改めて観てみたら、号泣しちゃったんです。「良かったねえ~」とか言いながら泣くくらいに(笑)。それだけ、堂郷先生と一つになっていけたのかなとすごく感じました。
    卒業式は誰もが経験する特別なもので、ずっと心に残り続けるものですが、学校を卒業したらなかなかやる機会はないものです。なにより先生という立場で経験する人は少ないと思います。たぶん声優業界で卒業式の司会をしたのは僕くらいでしょう(笑)。最後に勲章を頂いたような気持ちです。
    本当に『たまゆら』にはありがとうという気持ちでいっぱいです。ありがとうございました」

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    ●佐藤順一監督
    「高校1年生から3年生までの6年間……(会場から笑い声)。僕くらいの年になると5、6年はあっと言う間の時間ですけど、今回の『朝-あした-』を作っていて、改めて6年というのは長い時間なんだなと分かりました。6年前には普通に当たり前だったものや、変わるはずないと思っていたものが、今はもう無くなって手に入らなくなったりもするんですよね。その間には新たな出会いとかもあって。それは僕だけじゃなくて、観ている人の1人1人にもあるんだなということを、実感しました。そしてもう一つ、今さらですけど、今日、気づいたことがあって。ノブユキさんのピアノのメインテーマを聴きながら、ふと、僕らは楓たちに幸せになってもらいたくて、この作品を作ってきたんだなって、改めて思ったんですよね。それは楓だけじゃなくて、『たまゆら』に出てくる人たち全員に幸せになってもらいたいという気持ちで作ったんだなと改めて思いました。ノブユキさんのメインテーマはそのことをすごく感じさせる、そういう空気の曲だったんです。
    『たまゆら』という作品はここで終わりで、僕らが作品を作るという形で『たまゆら』のキャラクターたちを幸せにすることはもうできません。きっと、『たまゆら』という作品は、僕たちのところから卒業したということなんですよね。もしこれから先、楓たちがさらに幸せになることがあるとしたら、それは皆さんに『たまゆら』を何度も観て頂くことや、作品を通して、皆さんに新しい出会いがあったりすることだと思います。それに、半年後、1年後、それこそ明日にも、今日当たり前だったものが違う形になっているかもしれない。そんな節目に直面したとき、『たまゆら』の登場人物の言葉や表情や音楽がよぎってくれたりしたら。そして、それが次の未来や出会いに繋がっていくことができたら、それは楓たちが幸せになるということだと思います。
    作ったのは我々ですが、『たまゆら』をそんな作品に育てて下さったのは応援してくださった皆さんです。『たまゆら』をすごく幸せな作品に育ててくださってありがとうございました」

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    ●儀武ゆう子さん
    「本日は私たちの卒業式に来てくださって本当にありがとうございます。皆さんのおかげで、本当に素敵な卒業式を迎えることができました。麻音として過ごした高校3年間、そして麻音役の声優・儀武ゆう子として皆さんと一緒に過ごした6年間。すべてをやり切ったという思いがあるので、今日はとても清々しい思いで卒業式を迎えることができました。皆さんと過ごした時間は本当にかけがえのないもので、作品を一緒に作って来たスタッフさんやキャストのみんなと過ごした時間も本当に宝物で。その1つ1つが私のこれから先の人生の財産となったと確信しています。
    真綾さんが作ってくれた『これから』という曲に、『どんなさよならにも意味があるって、誰かが歌ってた』という歌詞がありますけど。私も今日ここでみんなとさよならすることに絶対意味があると思っています。今日のこの「別れがたい別れ」は、私たちと皆さんが明日から前に進んで行く為の糧になるのだと思います。みんなと同じ気持ちを持って未来に向かえる事はとても嬉しい事です。だからたぶん、真綾さんに『どんなさよならにも意味がある』って歌ったのは私なんだと思います(笑)。というは冗談ですが、そのくらいこの歌詞に共感しています!
    私は本当にエンターテインメントが大好きで、いつも来てくれている皆さんをどうやって楽しませよう、どんな笑顔を見せてもらおうと考えるのがとても楽しかったです。やりたいことをやりたいだけ、全部やらせてもらえたこの『たまゆら』というステージに悔いはございません! だから本当に晴れやかで、今、一生で感じたことのないくらい幸せな気持ちでいっぱいです。私がこんなに清々しいのはみんなのおかげです、ありがとうございました」

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    ●井口裕香さん
    「今日この日を皆さんと迎えることができて、本当に本当に幸せです。ありがとうございます。こんなに作品が愛されているということは分かっているつもりだったのですが、全部『つもり』だったなと……。最後の最後に、来てくださっているすべての方から想像以上の愛を頂けて、本当に幸せな時間でした。ずっと、卒業や別れは悲しいものだと思っていたのですが、今日、それは決して悲しいものではなくて。一つ大きな宝物が増えたというか、成長するきっかけなのかなと改めて思いました。
    まず、OVAでは私たち4人がメインキャストで始まって。アフレコもそうなんですけど、イベントになったとき、儀武さんはみんなを楽しませるためにはどうしたら良いかって誰よりも考えていて。前に向かって走って行くそんな姿が私は本当に大好きだったし、6年前の私にとってはとても刺激的な出会いでした。儀武さんが先陣を切って走って行ってくれて。阿澄が「ちょっと待って」って言いながら、でもちゃんと仕切るところは突っ込んでくれて。ワタワタしながら、でもその場をすごく柔らかくしてくれるあやちがいて。でも、私は、ただその場を楽しんでケラケラ笑っていただけな気がしていて(笑)。私は自分のやるべきことをちゃんとできていたのかなって、今日の卒業式の中でもいろいろ振り返って……。もっともっとできることはあったかもしれないとか思うけど、この気持ちもすべて忘れないようにして、次の自分のステージに向かって行きたいなと思います。儀武さんや、あやちや、阿澄がいなくても率先して自分で何かを生み出せる人になりたいですし。
    この個性の強い4人が集まっているところに、後から加わったキャストの皆さんはきっと大変なこともあったと思うんです(笑)。全力でやっているところに、後から参加した人が追いつくには、より速く走らなくちゃいけないので。でも、みんなそんな大変さを感じさせず、すっと隣にきて一緒に走ってくれて。こうしてみんなで並んでゴールすることができるのは、本当に幸せです。
    長くなってしまったんですけど、とにかく私は今、この場にいることができて本当に幸せです。卒業しても、のりえに胸を張って「私も頑張ってるよ!」と言えるように頑張りたいと思います。今日は本当にありがとうございました」

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    ●阿澄佳奈さん
    「卒業式というものを、こうして大人になってもう1回体験させて頂き、ようやく卒業ってこういうことだったのかと分かったような気がして。とてもありがたい機会を頂いたような気がします。6年というのは振り返ってみると本当にあっと言う間だった気がしてしまうんですけど。絶対にそんなことはなくて。1日1日歩いてきたからこそ、今日こんな素敵な日を迎えられていて。それぞれが一生懸命生きてきた1日1日が繋がっての今日になっているというのを改めて感じました。
    『たまゆら』という作品を通じて繋がった皆さんと一緒に時を過ごしてきたんだということが、またここで強く感じられて、すごくすごく幸せだなと思いました。第4部のエンディングでたまゆら~の皆さんの名前と一緒に思い出深いシーンもたくさん流れていくのを観たとき、『あ、キャラクターが生きた』という感想を持ちました。ゼロから生まれたキャラクターがOVA、TVシリーズ、劇場版など、本当にいろんな場所で、みなさんの中でも生きていって。あのエンディングを観た瞬間に、かおるが「生きた」という、役者としてとてつもなくありがたい気持ちを持たせて頂きました。作品の中ではあるんですけど。ゼロから生まれたキャラクターが、たくさんのスタッフさんや私たちキャスト、それを受けとめてくださる皆さんの中で、3年間を生きたことがすごく本当に幸せで。役者人生としても、長い長い人生の中としてもすごい体験をさせて頂いた6年になったなと感謝の気持ちでいっぱいです。愛するキャラクターたちが、1日1日大切に生きてきた思いも繋いで、私たちも一緒に生きていきましょう。
    気がつけば当たり前のようになっていた『たまゆら』のイベントなどが終わってしまうのは寂しいんですけど、それも、この繋がりが大好きになっているからだと思います。ここに来て下さった皆さん、ライブビューイングに来て下さった皆さん、もっともっと多くの皆さんも含め、ずっとずっと『たまゆら』が大好きだという気持ちは、私も素直に信じて行こうと思いますので、末永く『たまゆら』を愛していってください。
    本当にありがとうございました。

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    ●竹達彩奈さん
    「改めまして、沢渡楓役、竹達彩奈です。こうして『沢渡楓役~』という言葉を言うのも今日で最後なのかと思うと、すごく寂しい気持ちでいっぱいです。たまにイベントで言うのを忘れてしまうこともあったんですけど(笑)。私はこの言葉がすごく好きで。沢渡楓役でいられる自分がすごい誇らしかったです。でも、オーディションで主人公に選んで頂けたプレッシャーとかもあったりして。始まって1、2年くらいは本当にがむしゃらに好きな作品に関わってきたなあなんて思い出します。でも、どんなときも私の隣には阿澄さんだったり、ゆかちだったり、儀武さんがいてくれて。本当にすごく支えてもらって。スタッフの皆さんもいつも本当に優しくて。至らないことばかりだった私をいつも支えてくださって。キャストの皆さんも、スタッフの皆さんも本当に『たまゆら』のことが大好きで。そんな風に本当に愛を持って作品に関わっている皆さんとご一緒するのだから、私も何か自分にできることを探さなきゃっていつも思っていました。いろんな人に感謝をして、ありがとうを伝えて、『たまゆら』を観てくださる方がもっと『たまゆら』を好きになってくだされば良いなとか……。『たまゆら』のことをたくさんたくさん考えさせて頂く機会がすごく多くて、6年間本当にすごく濃かったです。
    よく儀武さんが『わしが竹達を育てた』って言って下さるんですけど(笑)。それは嘘では無くて。儀武さんとか、キャストの皆さんやスタッフの皆さんだったりとか、本当にいろんな方に支えて頂きました。本当にすごくいろんな体験をさせて頂いて、勉強になったこともいっぱいあります。6年間、『たまゆら』を通して経験したこと感じたことは全部宝物になっていて。楓ちゃんたちの3年間と一緒に私も成長できてきたと思っています。まだまだ未熟なところもいっぱいあるんですけど。今日、卒業という節目を迎えるので、今度は私もみんなを支えられるような人になりたいなと思っています。本当にいつも支えて頂いてばかりだったので、しっかりした人間になって、何年か経ったときに、またみんなで集まったり、また別の作品でも、一緒に作品を作らせて頂けるような人間になりたいなと思っています。
    大好きな作品にこんなに深く長く関わることができて、本当に幸せでした。またいつかどこかでお会いしましょう。そのときは『ただいま』『おかえり』を合図に。本当に今日はありがとうございました」

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    全員がメッセージを語り終えると、間島さんから閉式の挨拶がありました。
    最後は登壇者全員が手を繋ぎ、竹達さんがマイクを通さず、「本当にありがとうございました!」と6年間の感謝の気持ちを伝えると、会場からは大きな拍手と「ありがとう」「おめでとう」の声が次々とかけられました。

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    壇上で来賓を見送った卒業生4人は、ファンの大歓声に見守られながら体育館中央のレッドカーペットを歩き、笑顔で退場。
    こうして、『たまゆら』の約6年間を締めくくる最後のイベントが終了しました。 長らくの応援、ありがとうございました。

  • 「たまゆらの日2015」イベントレポート

    10月31日と11月1日に、広島の竹原市で「たまゆらの日2015」が開催されました。2010年、2011年、2013年に続く4度目の開催であり、最後の「たまゆらの日」でもあるこの2日間。佐藤順一監督やメインキャストが参加したステージイベントのほかにも、「たまゆら殺人事件Ⅱ」「ももねこ様ヒーローショー」「ももねこりかるパレード」など、誰もが楽しめるバラエティに富んだ企画が行われました。竹原を代表するイベントで『たまゆら』にも登場する『憧憬の路』が同日に開催されたこともあり、町並み保存地区や駅前商店街「あいふる316」は、2日間、多くの人々で賑わいました。 ステージイベントを中心に、最後の「たまゆらの日」をレポートします。

    ≪1日目/10月31日≫

    【たまゆらの日2015~オープニング~】

    「たまゆらの日2015」の最初のステージイベントは、10月31日の昼に竹原市民館で行われた「たまゆらの日2015~オープニング~」。ステージ上には、主人公・沢渡楓たちの憩いの場でもある竹原南高校写真部の部室が再現されています。最初に登場したのは、『たまゆら~卒業写真~』の新キャラクター進藤巧美役の内田彩さんと、前川すずね役の飯塚麻結さん。さらに、沢渡楓役の竹達彩奈さん、塙かおる役の阿澄佳奈さん、桜田麻音役の儀武ゆう子さんも登場して、「劇団たまゆら」による小芝居が披露されました。佐藤順一監督も、「写っている写真を持っていれば、キャスティングに有利」との噂があるという謎の人物「魔法使いおじさん」の役で登場。たまゆらイベントの恒例にもなってきた監督の仮装姿に客席も沸きます。

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    「たまゆらトーク」のコーナーでは、過去の「たまゆらの日」を振り返りながら、今年の企画も紹介。キャスト陣は「たまゆら殺人事件Ⅱ」「ももねこ様ヒーローショー」などの企画が気になっているようでした。

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    「校歌を歌おう」のコーナーでは、佐藤監督、音楽演出の佐藤恭野さん、町並み保存地区にある「お好み焼き ほり川」の堀川店長がボー○ロ○ドとなって登場。お手本として、「竹原南高等学校」の校歌を披露しました。続いて竹原南高校の生徒(会場のお客さん)が全員で合唱し、その音源を録音しました。この校歌については、下記で公開中。

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    「竹原南高校校歌」はこちら↓


    キャスト陣による朗読コーナーでは、ヒーローショー仕様のももねこ様も登場。会場をざわつかせます。

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    最後の出演者挨拶では、初めて「たまゆらの日」に参加した飯塚さんが感極まって号泣。共演者もファンも、その初々しい姿を微笑ましく見守っていました。


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    【たまゆらの日2015~竹灯りの中で~】

    10月31日の夕方からは『たまゆらの日』恒例の照蓮寺でのイベント。オープニングイベントと同じ、竹達さん、阿澄さん、儀武さん、内田さん、飯塚さん、佐藤監督の6人によるトークでおおいに盛り上がりました。

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    「憧憬の路」が始まる17時からは、竹灯りの点灯式。出演者全員が願いごとを書いた竹灯りにみずから点灯した後、自分の願い事を発表しました。

    佐藤監督「みんなの想い 竹灯りにのせて 世界へ届け」
    竹達さん「何度でも竹原にもどってこられますよーに!!」
    阿澄さん「たまゆらのステキなフシギな奇跡のパワーで、みんなの願いごとが凄まじい勢いでズバズバ叶えられていきますように」
    儀武さん「これからもずっ~と愉快な私でいます。約束したもんね!!」
    内田さん「毎日を大切に 笑顔で過ごせますように…」
    飯塚さん「来年ここで、ただいまって言えますように」

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    陽が沈み、竹灯りのほのかな光がさらに美しくなってきたところで、『たまゆら』のBGMを生みだしている中島ノブユキさんによるピアノ演奏。『たまゆら~卒業写真~』の主題歌『これから』のピアノソロバージョンなど4曲を披露すると、照蓮寺がさらに温かな『たまゆら』らしい空気に包まれました。

    【ももねこりかるパレード】

    10月31日(土)の夜9時からは、「あいふる316」でトラックに乗った巨大ももねこ様とファンの有志、地元の人たちよるパレードが開催。「たまゆらの日2013」で初開催されたこのパレードも、今回で4回目の開催となり、もはや恒例のイベント。ももねこ音頭とももねこサンバのリズムに合わせたハイテンションなパレードでした。パレードの最後には、佐藤監督と儀武さんも登場。大勢の参加者と一緒に盛り上がりました。

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    ≪2日目/11月1日≫

    【ももねこ様ヒーローショー】

    2日目、11月1日の朝11時からは駅前商店街「あいふる316」の特設ステージで、ももねこ様の大活躍するヒーローショーが開催。7月の「ももねこ様祭2015」で初めて行われ大好評だったこのイベント。今回も、ももねこ様の扮するヒーローは、儀武さんの演じるキャット(猫)とイノシーシ(猪)を相手に、味のあるアクションを披露。ステージ前に集まったファンを沸かせ、イベント終了後の握手会には、またも長蛇の列ができました。

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    また、前日から「あいふる316」には、カードに記されたヒントを元に事件の犯人を探っていく「たまゆら殺人事件Ⅱ」の事件現場(スタート)と捜査本部(ゴール)も設置。公式グッズの販売コーナーやたまゆらの日2015公式グッズの販売も行われていました。

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    【たまゆらの日2015~フィナーレ~】

    11月1日に竹原市民館で開催された「たまゆらの日2015」の最後のステージイベントは、前日の「オープニング」と同じく「劇団たまゆら」による小芝居で開幕。岡崎のりえ役の井口裕香さんと、ともちゃん役の東山奈央さんも加わり、出演者は総勢8名となりました。

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    竹原の感想などを語ったトークコーナーに続いては、「第3部 キャッチコピー決定戦」を開催。キャスト陣が事前に考えたオリジナルのキャッチコピーを披露していきます。最初に発表した竹達さんのキャッチコピーは、さすが主人公と思わせるような『たまゆら』の魅力にあふれたコピー。しかし、阿澄さん、井口さん、儀武さんのキャッチコピーは、どこかで見覚えがあるようなフレーズばかり。内田さん、飯塚さん、東山さんのキャッチコピーは、独自の視点で書かれているものの、作品の内容とはあまり関係の薄いものでした。さらに三次ちひろ役の寿美菜子さんも、VTRでサプライズ参戦し、個性的なコピーを披露。結局、佐藤監督が選んだ最優秀キャッチコピーは、大方の予想どおり竹達さんのものでした。しかし、竹達さんのコピーも「長すぎる」ということで、最終的には公式のキャッチコピーが一番という結論になりました。

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    キャスト陣総出演の朗読劇の後は、フィナーレイベントを締めくくる出演者全員の挨拶。それぞれが『たまゆら』や竹原、ファンの人たちへの思いを語っていきます。

    竹達さん

    「『たまゆらの日2015~フィナーレ~』ということで、今回でひと段落してしまうのですが、2010年から『たまゆらの日』をやらせていただいて、本当にたくさんの人とステキな時間を共有できて。皆さんと一緒に過ごして来た時間は、すごく大きなものだったんだなと感じることができました。フィナーレを迎えてはしまいますが、またぜひ、いつか竹原に帰ってきて、みんなで『おかえり』『ただいま』と言い合えたらと思います。最後まで応援してもらえたら嬉しいです。今日は本当にありがとうございました」

    阿澄さん

    「きっといろんなところから、いろんな思いを持って『たまゆら』を大好きという気持ちで参加してくださったのだと思うんですけど。私たちは感謝の気持ちでいっぱいです。気がつけば本当にたくさんの想い出ができていて、それがそこにあることは当たり前のような気持ちにもなっていて。それは幸せなことでもあり、ちょっと怖いことでもあるのですが。この5年間があるからこそ、最後の1年がどれだけ大切なものなのかということも実感しています。皆さん、今日も素敵な想い出を一緒に作ってくださってありがとうございます。また、みんなで一緒に楽しい時間を過ごせるように、皆さん、ぜひ元気で頑張ってね!私も頑張ります! ありがとうございました」

    井口さん

    「ファイナルと何度も言っていますが、私自身、まだあまり実感がありません。オリジナルでこんなに長く続けさせていただける作品って、本当になかなか無いと思うんです。OVAから始まって、一歩ずつぽってたちと一緒に成長してきて。長い月日を経て、今度は後輩チームも参加してくれて、新たな『たまゆら』を生み出すことができました。これから3部の公開があって。4部が始まって。そこで感じられる、見えてくる思いもあると思います。まだ制作途中ではありますし、歩いている途中なので、我々も前を向いて、一生懸命作品作りをしていきたいと思います。最後までぜひ皆さん、『たまゆら』を愛し続けてください。今日は本当にありがとうございました」

    儀武さん

    「『たまゆら』という作品が大好きな皆さんが竹原に遊びに来てくれることが本当に嬉しいです。この作品が無かったら出会えて無い人もいるし、この作品があったからこそ、みんなと時間を共有して、交わることができました。あすみんも言ってましたけど、当たり前のことが当たり前だと感じられることって、すごく幸せなことだなと、ひしひしと思っています。みんなと一緒に、こうして当たり前にイベントをできることが本当に幸せです。卒業に向けて、その当たり前の幸せをもっともっと大切に、みんなと素敵な想い出をこれからも作っていきたいと思います。みんな元気で、頑張りましょう!」

    東山さん

    「私はともちゃん役として、途中からシリーズに関わらせていただきました。イベントで皆さんとお会いする機会はあまり多くはありませんでしたが、こうして竹原にくることが出来て本当に嬉しかったです。実は、デビュー前に、『たまゆら』のOVAのオーディションを受けさせていただいていて。そのときからずっと知っていた作品に、こうして出演させていただけることになって非常に嬉しく思っています。憧憬の路も、以前日帰りで来ようと思って本当に飛行機を調べたこともあるくらい、ずっと来たいと思っていました。また皆さんとお会いできる機会は、きっときっとあると思うので、それを信じて。私も頑張ろうと思いますので、本当にありがとうございました」

    内田さん

    「私も実は『たまゆら』のオーディションを受けさせていただいていて、OVAにも石像を持ち上げる女子高生で出させていただきました。そんな作品に今回、新入生という新たなキャラクターで登場させていただいて、本当に幸せに思っております。スタッフやキャストの皆さんから、竹原に何度も来て、地元の皆さんと一緒にイベントや想い出を作っているというお話を聞いていたのですけれど。こうして竹原に来て、ファンの皆さんや地元の皆さんとの触れあいを見ていると、本当に『たまゆら』がいろいろな人に愛されていて、作っているスタッフの皆さんも本当に『たまゆら』を愛しているからこそ、こんなに温かい時間が流れているんだなというのをすごく感じさせてもらいました」

    飯塚さん

    「春の進級イベントのときに先輩の方々が話していたんですけど。卒業という形で1年かけて作品の終わりをしっかりできるのは、めったないこと。楽しいなと思って観ていたアニメも、1クールで終わった後、新しいお話が観られるのかどうかって分からないですよね。(最初は)終わりがあるって決まっているのは悲しいことだと思ったんですけど。でも、皆さんに、来年の春に終わるよって1年前から告知ができて。その最後の1年を一緒に歩んでいけるのは、本当に幸せなことなんだなと思いました。だから、こんなに泣いてたら、3年生の先輩方が安心して卒業できないと思いますので。私もみなさんと一緒に頑張って行きたいと思います。ありがとうございました」

    佐藤監督

    「この2日間、願いの力みたいなものをあらためてすごく感じました。本当に底抜けに楽しくて、出演している我々自身も楽しかったんですけど、楽しんでくれている皆さんの顔を見られるのもすごく楽しかったです。このイベントを企画したスタッフや運営してくれた人。町の人。参加してくれた人だけでなく、来れなかったけど、参加したいと思ってくれていた人。そういうみんなの願いが重なって、こんな素敵な時間が過ごせたのかなと思います。願いの力がたくさん集まるのって、本当にすごいなと思いました。4月の卒業までまだ少し時間はありますけど。『たまゆら』って楽しい作品だなと思いながら終われたらなと思います。僕も頑張りますけど、皆さんも健康に気をつけて頑張りましょうね。今日はありがとうございました。これからも『たまゆら』をよろしくお願いします」

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    こうして、「たまゆらの日2015」のステージイベントはすべて終了。 最後の「たまゆらの日」も、大勢の人々の笑顔に包まれた、素敵な2日間となりました。

  • 「桜田麻音ステージショーin乙女座」オフィシャルレポート

    「たまゆら」シリーズの登場人物の一人、桜田麻音の故郷である瀬戸内海に浮かぶ大崎下島。劇中でも何度か登場し、麻音の思い出の場所にあたる芝居小屋「乙女座」にて「たまゆら」初のイベントを実施。

    会場の入り口には懐かしい雰囲気の手描き看板がお客様をお出迎え。

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    開演時間になると、シリーズ本編で描かれた「乙女座」のシーンを放映。映像が終了すると麻音役の儀武ゆう子さんによる書下ろし朗読劇が披露された。

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    福井裕佳梨さん、広橋涼さん、音楽演出の佐藤恭野さんも加わり、前日の「ももねこ様祭」や初めての大崎下島「乙女座」でのイベント、8月29日から上映の「第2部 響-ひびき-」などをテーマとしたトークで盛り上がりを見せた。

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    イベントの後半は麻音役の儀武さんに福井さん、広橋さん、佐藤さんがチームで挑戦するゲームコーナー「乙女座大決戦!麻音に挑戦」を実施。高校生である麻音のイメージから、麻音・大崎下島をテーマに学校の教科になぞらえた「美術」「歴史」「音楽」「家庭科」「体育」の5つのゲームで対決した。勝敗は儀武さんが全敗。勝利した福井さん、広橋さん、佐藤さんには大崎下島の名産品、大長みかんジュースが贈られた。

    最後の挨拶を終え登壇者が退場すると会場の観客からアンコールが掛かり、再び登壇者全員で挨拶を行いイベントは幕を閉じた。

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  • 「ももねこ様祭2015」オフィシャルレポート

    2012年の開催から今年で4回目の実施となった「ももねこ様祭」。「ももねこ様祭」とは「たまゆら」シリーズ本編内に登場し、商店街には石像まで建立される等、今や竹原の守り神となった竹原の町並み保存地区に住む不思議な猫「ももねこ様」への日頃の感謝を込めて慰労するとともにたまゆらーの皆様、竹原の皆様の交流促進、今後の安全と健康をももねこ様に祈願する奇祭。

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    イベントでは地元の皆様が作ったももねこ様グッズを販売する「ももねこ様大感謝スーパー自由市2015」や「オフィシャルももねこ様グッズの販売」といった物販ブースが軒を連ね、訪れるファンをお出迎え。

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    商店街の中心部に作られた特設ステージでは、今回初の試みとなる「ももねこ様ヒーローショー」を実施。ももねこ様扮するヒーローがキャット(猫)やイノシーシ(猪)といった悪者から町を守るストーリーで、お姉さんやキャット役を儀武ゆう子さんが熱演。ももねこ様がピンチになると観客席からは老若男女問わず、ももねこ様を応援する大きな声援が送られた。イベント後には握手会も行われ、ももねこ様は応援してくれたファンの方々と交流を深めた。

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    続くステージイベントでは福井裕佳梨さん、広橋涼さんも参加し、観客がももねこ様に懺悔を行い、審判を受ける「ももねこ様懺悔室」や、たまゆらー(たまゆらファン)とたけはらー(地元竹原の代表者)が心・技・体をテーマに競う「MMNK3代目王座決定戦」などの恒例となったコーナーや、ももねこ様にどれだけなれるかを競う新企画「ももねこすぷれ大会」を実施。「MMNK3代目王座決定戦」では今まで2連敗中だったたまゆらーが初めて竹原代表を下し、3代目王座に。

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    イベントも後半に差し掛かり、「みんなで踊ろうももねこ音頭」ではファンの皆様、竹原の皆様、登壇キャストが一丸となって「ももねこ音頭」を踊り、祭のテンションも最高潮へ。

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    日も沈み「ももねこ様祭2015」のトリを飾るのは、煌びやかな電飾に包まれたももねこ様を先頭に48人の精鋭とともに商店街を練り歩く「ももねこりかるぱれーど2015夏 神と神」。パレードの音楽は従来の「ももねこ音頭」に、よりハイテンションな新曲「ももねこサンバ」も加わり商店街は夏の暑さに負けない熱気に包まれながらイベントを終えた。

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